原稿制作 採用手法

間違った思い込みはもうやめて! 求人募集を成功させる求人広告の書き方とは?

間違った思い込みは もうやめて! 求人募集を成功させる 求人広告の書き方とは?

効果の出る求人広告がなかなか作成できず、頭を悩ませている採用担当者の方も多いのではないでしょうか。
本記事では、求人募集を成功させるための、良い求人広告の書き方をご紹介。

その前にまずは、多くの方が陥っている、求人広告の書き方における「間違った思い込み」について解説いたします。

 

間違った思い込み

「これを書けば応募が来る」というキラーワード▶ない

「とにかく応募がたくさん来るキャッチコピーってないの?」と聞かれることがよくあります。
そういったキラーワードが知りたくて本記事を開いた方もいるかもしれません。
残念ですが、ありません。

あなたは、キャッチコピーが良いという理由で、転職先へ応募したことはありますか?
キャッチコピーが良いという理由で、高額な買い物をしたことはありますか?

キャッチコピーがきっかけにはなったかもしれませんが、その他の詳しい情報をよく見たうえで最終的に意思決定したのではないでしょうか。

確かに「良いキャッチコピー」はありますが、それは会社や求人によって異なりますし、あくまでもきっかけづくりです。
どんな求人でも「これを書けば応募が来る」という魔法の言葉はありませんので、そういったキラーワードを求め迷走するのはもうやめましょう。

 

斬新なコピーや目立つコピーが良い▶大して良くない

奇をてらったキャッチコピーや、ひときわ目立つ求人広告を見かけ「こういう求人広告を作ることができれば効果が良くなるのではないか?」と思ったことはありませんか?

もちろん、広告なので目立つことは良いことで、求人広告の詳細まで見てもらえる機会はある程度増えることが想定されます。
ただし結果として、応募数の増加や採用成功には大して繋がらないというケースが多いのが実態です。

求職者が応募するかどうかの意思決定に大きく影響するのは、ユニークなキャッチコピーではなく、募集条件や仕事内容などの求人詳細が“自分に合っているかどうか”です。

 

コピーライティングやクリエイティブのスキルが必要▶不要

「求人広告の作成経験が少ない」「文章作成が苦手」「良い求人広告をつくるセンスがない」という理由で、自分には良い求人広告が作れないと思っている場合、それは間違いです。

作成経験はあるに越したことはないですし、確かにある程度の慣れは必要です。
しかし、正しい日本語さえ書ければ、センスやライティングスキルは大して重要ではありません。
この後ご紹介する、求人広告作成における事前準備や作成ポイントをしっかり押さえて作ることの方が、よっぽど重要です。
逆に、どんなに文章作成が得意でも、事前準備や作成ポイントを押さえることができていないと、見た目上は良い感じの求人広告ができるだけで、採用成功には繋がりにくいのです。

 

書き方次第で、どんな求人も効果改善する▶しない

求人広告を掲載しても「なかなか応募が集まらない」「応募者の質が悪い」と感じる場合、書き方を見直すことは重要ですが、それがすべてではありません。
どんなに求人広告を改善しても、明らかに条件が悪ければ効果は良くなりません。
書き方の見直しだけではなく、同エリアや同職種の求人をリサーチし、そもそも他社求人に比べ大きく劣っていないか?という募集条件の見直しも並行して行いましょう。

給与やシフトなどの条件を見直したり、求職者からの需要が多い働き方や待遇を取り入れるだけで、求人広告をほとんど変えなくても効果が改善するケースはよくあります。

この後ご紹介する求人広告作成ポイントをクリアできているのに効果が改善しない、という場合は、条件が悪い可能性が高いです。
書き方だけに囚われず、条件面の改善ができないかどうか検討してみてください。

 

求人広告を書く前に決めておきたい5項目

求人広告の書き方以上に重要なのが、事前準備。
ターゲットの情報を整理し、ターゲットの気持ちを想像し、それらの情報を整理します。
これができていないと良い求人広告は作れません。

これらの情報が整理されていないと、いくら優秀なプロでも良い求人広告は作れません。
プロのライターに制作を依頼する際、入念な打ち合わせを求められることが多いと思いますが、プロはこれらの情報を把握するために行っているのです。

 

求人広告で採用したい人物はどんな人?

想定しているターゲットの、年齢、性別、現職、スキル、経験、居住地、性格などを設定します。
「こんな人でも良いし、あんな人でも良い」と特定の人物像1名に絞れないことも多いと思いますが、その場合は複数の人物像を設定しても構いません。
ただし、多くても3名程度に絞りましょう。
多すぎると、この後の準備がなかなか進みません。

 

その人物はなぜ転職活動をしている?

設定した人物像の転職理由を想像しましょう。
「辞める理由」だけではなく、「望む未来(転職してどうなりたいか)」、「回避したい未来(どうなりたくなくて転職するのか)」までセットで考えましょう。

例)
❚辞める理由
会社の成長が鈍化。
昇給・昇格が見込めず、新しいチャレンジもしにくい。

❚望む未来(転職してどうなりたいか)
勢いある企業で、責任あるポジションに昇格し、スキルや収入を伸ばしたい。
○○にもチャレンジしたい。

❚回避したい未来(どうなりたくなくて転職するのか)
業績不振による収入や待遇への悪影響。
いつまでも同じ役割・同じ業務で、成長実感も得られない。

 

御社のどんなところに興味を持つ?

ターゲットの転職理由を踏まえ、自社のどんな点に興味を持ってくれるかを考えます。
事業内容、仕事内容、事業計画、仕事の進め方、オフィス環境など、さまざまな側面から興味を持ちそうな点を洗い出しましょう。

もしどうしても浮かばなければ、設定したターゲットを見直します。
ターゲットが興味を持ちそうな要素が自社に本当にないのであれば、そのターゲットは自社では狙えないということです。
「こういう人が欲しい」だけではなく「こういう人なら来てくれそう」という観点も必要です。

 

御社でどんな活躍をする?

そのターゲットが入社すると、どんな風に活躍してくれそうでしょうか。
任せたい仕事や、その仕事を任せたことにより会社にどんな良い影響をもたらすか、想像してみましょう。
入社後の直接的な売上貢献だけではなく、周りの人への良い影響や、数年後の未来に実現するような活躍でも構いません。

 

応募されない場合、どんなところがネックになりそう?

自社のアピールばかり考えず、ターゲットにとってのネックや自社の募集における弱みも認識しておきましょう。
給与や待遇、立地、休日の他、従業員の年齢・性別や、業種そのものがネックになる可能性もあります。

 

求人広告作成の項目別ポイント

事前準備ができたら、求人広告の作成に進みましょう。

 

職種名

仕事内容が分かりやすく伝わるよう工夫しましょう。
例えば営業でも、既存顧客向けの営業、新規営業、コンサルティング営業、など種類はさまざまです。
取り扱う商品も記載すると良いでしょう。
稼げる!土日休み!などのメリットを書いても良いですが、一般的に職種名は文字数も限られていることが多いため、「何をするのか」が分かるような職種名にすることの方が優先です。

 

タイトル・キャッチコピー

事前準備で考えた「ターゲットが興味を持つ点」を簡潔に記載します。
自社の想いや自社が言いたいことを書いてしまい、せっかく考えた「ターゲットが興味を持つ点」からズレないよう気を付けてください。
「人気のワードだから」「これが自社の良いところだ」と思って書いたことも、ターゲットの転職理由や興味に沿っていなければ、書いてもあまり意味がありません。

 

仕事内容

転職活動をしている求職者にとって重要度の高い項目です。
事前準備で考えた「ターゲットが興味を持つ点」に仕事内容が関連している場合は、興味を持ってもらえるよう詳しく記載しましょう。
「ターゲットの活躍イメージ」についてもこの項目で触れてください。

 

給与・待遇

まずは「漏れなく書く」ということが重要です。
せっかくの待遇や福利厚生を、きちんと書いていない求人は意外と多くあります。
キャッチコピーや仕事内容に注力するあまり、疎かになりがちな項目です。

また、できるだけ具体的に書くようにしましょう。
特に手当や昇給については、収入に直結する重要な要素です。
金額や目安、支給規定など、制度の内容をできるだけ詳しく記載してください。

 

その他

事前準備で用意した、「ターゲットにとっての応募のネックや自社の弱み」についても、求人広告上で触れることをおすすめします。
あえて触れることで、「正直に書かれた求人広告」という印象が強くなり、情報の信頼度が増します。
もし可能であれば、そのネックや弱みを払拭する情報や、軽減できる情報を併記しましょう。

 

求人広告の書き方チェックポイント

一通り求人広告を作成し終わった後に、チェックすべきポイントをご紹介します。
このひと手間が大切です。

 

その求人はクリックされるのか?

クリックされるかどうかを左右するのがキャッチコピー。
繰り返しになりますが、「人気のワードだから」「これが自社の良いところだ」と思って書いたことも、ターゲットの転職理由や興味に沿っていなければ、書いてもあまり意味がありません。
ターゲットの転職理由をもう一度見直し、このキャッチコピーで他社の求人以上にクリックしたいと思えるかどうかを「あなた」の気持ちではなく「ターゲット」の気持ちで考えてみてください。

なお、検索結果一覧にキャッチコピーが表示されない求人サイトも多くあります。
検索結果一覧に何が表示されるのか、事前にスマホでもパソコンでも確認しておきましょう。

 

リアリティーはあるか?

盛りすぎて嘘っぽい求人広告になってしまったり、事実ではなく理想を述べているだけになってしまっていませんか?
特に、高収入や昇進に関するアピール、残業やワークライフバランスに関するアピールは、過剰表現や理想論になりやすく、リアリティーに欠けてしまうことが多い要素です。
現実的で具体的な数字を書くことや、あえてデメリットも併記してあげることで、アピール情報がリアルな情報として伝わるよう、見直してみてください。

 

情報は十分か?

書き漏れはないでしょうか?
特に待遇・福利厚生・休日は漏れやすい項目です。
応募後の具体的な流れ(面接方法や日程など)も、あまり気にせず作りがちな項目ですが、求職者からすると直近の行動に影響するため、情報不足がないよう記載しましょう。

 

読みやすいか?

昨今、求人広告の掲載先は「求人誌」ではなく「求人サイト」が主流です
求人誌に比べ、掲載できる情報量が多い求人サイトでは、無駄に長い求人広告が非常に多く見られます。

情報過多な現代、さらにスマホ利用が一般化している今、年々長文が読まれにくくなっています。
従って、求人広告が全文字しっかり読まれることはないと思ってください。
長ければ長いほど、読んでもらえない箇所が多く発生します。
求職者に一番伝えたい点や魅力的な点が、読み飛ばされてしまうリスクが高くなるのです。

求人広告が長すぎることはデメリットです。
2回3回と繰り返している文言や、削除しても応募効果に影響ないと思える文言は積極的に削ってください。
なるべく文字数制限いっぱいに書かないともったいない、という考えは捨てましょう。

 

まとめ

書き方以前に、ターゲットの立場になって気持ちを想像し、自社の情報を丁寧に整理することが重要です。
簡単ではなく手間もかかりますが、良い求人広告を作ることは採用成功に欠かせません。
きちんと向き合って作成に臨みましょう!

求人・採用にまつわることなら何でもご相談ください

アド・イーグルってなんの会社?

株式会社アド・イーグルは、株式会社リクルートホールディングスのトップパートナーとして様々なメディアを取り扱っている総合広告代理店です。リクナビNEXT・タウンワークなどの求人メディアやAirワークなどの企業HPのサービスやindeedなどの求人情報検索サイトを活用して各企業の課題に合わせた採用活動を提案・支援しています。

求人・採用にまつわることなら、
すべて無料でご相談を受け付けております。

メールでお問い合わせ

0120-368-362

お電話での受付は、平日9時30分~20時迄

人気記事ランキング

1

この度、就活応援プラットフォーム「就プラ」のサイトにて、弊社『株式会社アド・イーグル』をリクルート代理店ランキング1位としてご紹介いただきました。   就活応援プラットフォーム「就プラ」 株 ...

2

『バイトするなら、タウンワーク』でお馴染み、ブランド想起No.1のフリーペーパー求人情報誌であるタウンワーク。更に、求人総合サイトとして「タウンワークネット」があります。現在のタウンワークは、Webと ...

3

アルバイトの求人広告を掲載する求人媒体は、幅広いものがあります。「どの求人媒体がよいかわからない」「求人媒体ごとに違いはあるの?」など、求人媒体選びに迷ってしまう採用担当者の人も多いでしょう。ここでは ...

4

求人を出したいけど採用にかかる費用はできるだけ安く抑えたい。でも確実に採用はしたい。応募者を集める際に利用する求人媒体や人材紹介会社では、どちらの方が企業の負担を抑えた採用が可能なのでしょうか。今回は ...

-原稿制作, 採用手法

Copyright© 採用担当ラボ , 2024 All Rights Reserved.