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アルバイトを雇用する利点と、アルバイト採用のコツをご紹介

アルバイトを雇用する利点と、アルバイト採用のコツをご紹介

本記事では、アルバイト採用における、分かっているようで実は分かっていない雇用のルールや利点を徹底解説。
採用のコツやポイントもご紹介いたします。

アルバイトの定義とルール

アルバイトとは?

アルバイトとは、1週間の所定労働時間が、同じ事業所で働く正社員と比べ短い労働者のことです。
勤務期間に定めのある雇用(有期雇用契約)が一般的で、非正規雇用の一種に分類されます。

 

パートとアルバイトの違い

呼び方が異なるだけで、雇用のルールや法律上の違いはありません。
実は「契約社員」も、法律上は同じです。

従って、これらの言葉の使い分けに正解はありません。
明確に定義付けされることなく、長年何となく使い分けられている言葉なのです。

正解や定義はありませんが、一般的に以下のように使い分けられるケースが多いです。
アルバイト:若者、学生、フリーター
パート:主婦、昼間の勤務
契約社員:週5日~・フルタイム勤務

有給休暇や社会保険は?

有給休暇は、アルバイトも取得できます。
法令によって、雇用形態にかかわらず、取得することが義務付けられているのです。
ただし、取得義務には一定の条件があります。
・雇用した日から6カ月間継続して勤務していること
・所定労働日数の8割以上出勤していること

所定労働日数は契約内容によって異なります。
また、付与される有給休暇の日数も、所定労働日数や勤務年数により異なり、フルタイムで働く従業員よりも、少ないケースが多いです。

 

アルバイト採用のメリット

では、正社員ではなくアルバイトを採用するメリットは何なのでしょうか。

必要な時期だけ&必要な時間だけ雇用可能

正社員とは異なり、期間に定めのある雇用契約がアルバイトの特長。

繁忙期だけ、キャンペーン期間だけ、イベント当日だけ、一時的に生産ラインを増やしたいときだけ、
など、必要な時期だけ働いてもらうことができます。

また、勤務時間も柔軟に調整可能。
時間帯によって忙しさが異なり、必要な人員数が変動する事業において、ちょうど良い人数の配置ができることが、アルバイトを採用するメリットです。

人件費の削減

必要な時期・時間だけ雇用できるため、支払う賃金も、必要な時期・時間分だけで済みます。
正社員の場合、このような柔軟な雇用や人件費調整はできません。

また、正社員雇用にかかる人件費は、給与以外にも有給休暇や社会保険加入に伴う負担もあります。
アルバイトも一定の条件を満たした場合は、有給や社会保険の負担が生じますが、条件を満たさず適用外となるケースも多くあります。
その場合、その分のコストも削減できるのです。

副業人材の活用が可能

既にどこかで正社員として働いている人を自社で正社員として採用する場合は、現職を辞めて転職してもらう必要があります。
しかし、アルバイトとして採用し、現職の勤務時間を阻害しない範囲で勤務してもらう場合は、現職を辞めてもらう必要がありません。
いわゆる副業人材です。

副業が推奨されるようになり、自社の従業員にはないスキルを持つ人材を、副業人材として短時間勤務で活用するケースが多く見られるようになりました。

また、会社員が勤務時間の前後に数時間、コンビニや飲食店などでアルバイトをするようなケースも、昔からよくある副業人材の活用といえるでしょう。

 

社員採用前のお試し勤務

正社員採用において、求職者と自社のマッチングに不安がある場合、まずはアルバイトとして勤務してもらうことで、お互いの相性を図ることができます。
正社員として勤務開始してからミスマッチが生じ、早期離職に繋がってしまうと、雇用する側にとっても求職者側にとっても不利益です。
アルバイトから始めてもらうことで、ミスマッチが生じてしまった場合のお互いのリスクを最小限にすることができます。

また、正社員として勤務することが決まっていながらも、前職の都合や家庭の事情などで、すぐにフルタイムで勤務することが難しい場合、フルタイムで勤務できるまではアルバイトとして採用し、可能な勤務時間内で働いてもらうということもできます。
新卒で入社予定の学生を、大学卒業前からアルバイトとして採用し勤務してもらうことで、早めに職場に慣れてもらうというようなケースもよく見られるようになってきました。

 

アルバイト採用のデメリット

柔軟な勤務や人件費削減が見込めるアルバイト採用ですが、デメリットもあります。

 

従業員の長期定着は難しい

どんなに仕事や職場が合っていても、ライフスタイルの変化によるやむをえない退職が多いため、正社員に比べると定着率は下がります。

例えば学生アルバイトの場合は、受験や進級、卒業など、退職せざるをえない機会が多く発生します。
学生アルバイトの多いお店だと、毎年春は大量離職が恒例です。
また、主婦の場合は、家族の転勤や子供の進学など、家庭の事情によって退職してしまうこともよくあります。

何年も働いてくれるアルバイトもたくさんいますが、正社員に比べると早期に辞めてしまうケースが多いのがアルバイトなのです。

 

休みの調整が必要

学生アルバイトの場合、試験や部活や学業の都合で一定期間休みを取ることが多いです。
また、まだ子供が小さい主婦の方については、子供の体調不良で当日欠勤が発生することもあります。

シフトに穴が空いてしまうため、代わりの人員でシフトを埋める必要があります。
アルバイトの数が多かったり、比較的柔軟に働けるアルバイトが在籍していたり、日頃から関係構築ができていればすぐに埋まるかもしれませんが、これがなかなか簡単ではありません。

どうしてもシフトが埋まらない場合は、正社員がシフトを伸ばして勤務したり、休日出勤することになります。
アルバイト採用には、こういったリスクやデメリットがあることを念頭に置いておきましょう。

 

アルバイト採用のコツとポイント

求人情報の内容

仕事内容や条件など、さまざまな要素により応募効果は変わります。
中でも影響度が大きい要素は、勤務地・時給・シフトです。
勤務地は変えようがないケースがほとんどだと思いますので、時給やシフトの設定には注力しましょう。

まず、実際に求人サイトで自社と同じエリア・同じ職種のアルバイト求人を確認し、時給何円以上から検討してもらえそうかを見極めます。
よく平均時給だけ確認して、超えてればOKと判断するケースがありますが、それではやや調査不足・検討不足です。
平均時給は、極端に時給の高いお店や低いお店があるとそれに左右されてしまいますし、機械的に集計・算出していることが多いため、比較検討されることのない他の職種やエリアが含まれてしまっていることが多いのです。
また、平均時給を超えていれば良いというものでもありません。
そもそもそのエリア×職種の求人件数が多く、平均時給を超える求人だけに絞っても多くの選択肢が残っている場合、さらに高い時給でないと応募されにくくなります。
そのため、平均時給だけではなく、実際に求人サイトで掲載求人を眺めて検討することをおススメします。

シフトについては、勤務日数・時間が少なく短い方が応募効果が良い傾向にあります。
一方、週5日・1日8時間勤務のような、正社員に近い働き方だと、かなり採用難易度は高くなります。

最近では飲食店やコンビニなど学生や主婦を活用するようなアルバイトの場合、週3日~でも多い方で、週1日~OKの求人が当たり前になっています。
そんな少ない勤務日数では仕事を覚えられないのでは?と懸念する気持ちや、もう少し安定的に働いて欲しいという事情や都合はあると思いますが、応募効果とはトレードオフです。
また、主婦が対象の募集の場合、平日のみの勤務OKが効果的です。

以上を念頭において、シフト設定を検討するようにしましょう。

 

求人方法

求人メディアへの掲載が主流です。
他には、リファラル採用(知人紹介)や、店頭への貼り紙が求人方法としては有効でしょう。

 

掲載メディア

「アルバイト 求人」で検索したときに上位に表示される求人サイトほど、利用者や掲載件数が多いと想定されます。

※上位表示される代表的な求人サイト

タウンワーク
https://townwork.net/tokyo/

バイトル
https://www.baitoru.com/kanto/

マイナビバイト
https://baito.mynavi.jp/

Indeed
https://jp.indeed.com/

フロムエーナビ
https://www.froma.com/P01/

求人ボックス
https://xn--pckua2a7gp15o89zb.com/

…etc

他にも地域や業種・職種、一定のターゲット層に特化した求人サイトも多くありますが、結局は総合的にカバーしている大手サイトのユーザー数が圧倒的です。
まずはこれらの利用検討をおすすめします。

 

採用までのプロセス

募集したいシフト、業務内容を決定

求人方法や掲載メディアを決定

求人掲載

応募者対応、面接設定(必要な場合は書類選考)

面接・選考

採用通知・勤務開始日設定

雇用契約・勤務開始

 

応募者との連絡方法

昨今では、応募者は求人サイト上の応募フォームから応募し、メールでやり取りすることがほとんどです。
企業側もメールでやり取りをしたり、求人サイトの管理画面上でメッセージの送受信が可能です。

応募者と電話でやり取りすることは減ってきていますが、電話の方が連絡が途絶えにくく面接に繋がりやすいという事例も多いため、返信がないときには電話でのやり取りもおすすめです。

 

面接方法

店舗に勤務するような仕事においては対面での面接が一般的ですが、最近ではオンライン面接も増えてきました。
店舗勤務が前提の求人でも、まずは手軽に一次接触が図れるようオンラインで一次面接を実施し、通過者には最終面接として対面面接を実施する、というケースも珍しくありません、

また、オープニング募集のためまだ店舗がない場合、以前は近隣に面接会場を借りて面接会を開く、という手法が一般的でしたが、昨今ではオンライン面接が普及したため、わざわざ面接会場を借りる必要なくオンラインで面接をするようになりました。

オンライン面接のほか、「電話面接」もおススメです。
回線の不具合が圧倒的に起こりにくく、オンライン面接に不慣れでなかなか接続できない、デバイスの設定がうまくできず繋がらない…という事象が防げます。
身なりや場所にあまり気を遣う必要がないので、隙間時間でも面接設定しやすくなり、面接設定率があがる効果もあります。

 

まとめ

ルールや利点を把握せず、なんとなくアルバイトを採用し、雇用していた方も多いのではないでしょうか?
改めて、自社にとってもアルバイト採用の目的や意義を見直し、より有効なアルバイトの採用・活用に繋げてみてください!

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