福利厚生は“コスト”ではなく“投資”の時代へ。企業の魅力や価値観を伝え、採用力や定着率の向上に直結するユニークな福利厚生が、多くの企業で注目されています。
本記事では、人事担当者がすぐに活用できるよう、以下のようなカテゴリに分けて制度を紹介・解説します:
- 健康・美容(フィットネス設備、ネイルケア、禁煙支援など)
- 食事・通勤・住居(カフェテリア、ランチ補助、家賃支援など)
- 家族ケア・ライフイベント支援(給食費補助、入学祝金、帰省費用など)
- 休暇・レクリエーション(アニバーサリー休暇、旅行補助など)
企業がどのような背景や課題意識のもとに制度を導入し、どんな成果・効果が得られたのかを実例とともに丁寧に解説します。
「社員の働きがいをどう高めるか?」「エンゲージメント向上のための制度は?」といった課題に対して、制度設計のヒントを得られる構成になっています。多様化する働き方や価値観に対応した福利厚生の見直し・導入をお考えの人事担当者の方は、ぜひ参考にしてください。
就職氷河期世代とは?|採用のポイントや人材活用ノウハウから注意点
目次
1. はじめに
近年、企業の採用・定着施策として注目されているのが、給与や労働時間といった基本条件に加えた「ユニークな福利厚生」です。
従業員の満足度やエンゲージメントを高め、企業文化や価値観を伝える手段としても非常に有効です。
本記事では、以下のカテゴリー別に、企業のユニークな福利厚生制度を具体的な事例とともにご紹介します:
- 健康・美容
- 食事・通勤・住居
- 家族支援・ライフイベント
- 休暇・レクリエーション
どのような背景や目的で導入され、実際にどのような効果があったのかに注目し、従業員満足度の向上や採用広報の工夫にもつながるアイデアをご紹介します。
2. ユニークな福利厚生の事例
2-1. 健康・美容関連の福利厚生
・ 社内フィットネス施設の設置
企業が社内にフィットネス施設を設けることで、社員は業務の合間や就業後に気軽に運動することができます。
▶ 効果:
心身のリフレッシュはもちろん、健康維持・ストレス解消・生活習慣病の予防にも直結。
また、ジム通いの手間を省ける利便性から、従業員にとっても高い人気を誇ります。
▶ 導入企業の工夫:
・トレーナーの常駐や
・ヨガ教室の定期開催
といった取り組みも行われており、健康意識の向上と医療費の抑制にも貢献しています。
・ カイロプラクティックやネイルケアの提供
社内でカイロプラクティックやネイルケアを受けられる制度は、働く中で生じる身体的・美容的な不調に対応するユニークな施策です。
▶ メリット:
・肩こりや腰痛のケアを職場で受けられる点が、座り仕事の多いオフィスワーカーに特に好評。
・美容ケアは女性社員のモチベーション向上や自己肯定感の維持にもつながります。
▶ ポイント:
外部に出向かず職場で完結できる利便性から、導入企業は年々増加中です。
・ 非喫煙者への手当支給
非喫煙者に手当を支給する制度は、健康経営を推進する企業に広まりつつある新しい福利厚生です。
▶ 制度の背景:
・喫煙による健康リスクや
・就業時間中の生産性損失の削減
といった観点から、非喫煙者を積極的に評価・支援する目的で導入されています。
▶ 実例:
・毎月数千円の手当を支給する企業もあり、禁煙の動機づけとして機能。
・企業の医療費負担軽減にもつながる制度として、注目を集めています。
2-2. 食事・飲食関連の福利厚生
・ 社内カフェテリアの無料利用
社内カフェテリアを無料で利用できる制度は、社員の健康と満足度を両立させるユニークな取り組みです。
▶ メリット:
- 手軽にバランスの取れた食事ができるため、社員の食生活改善に寄与
- 業務効率の向上にもつながり、生産性アップにも貢献
- 同僚との交流の場にもなり、チームワークの強化やエンゲージメント向上に繋がる
▶ 導入企業の事例:
・朝食・軽食も無料提供している企業もあり、採用時のアピールポイントとして活用されています。
・ ランチ補助制度
ランチ補助制度は、社員に一定額の食事代を支給する、もしくは提携飲食店の割引を提供する制度です。
▶ 効果:
- 社員の経済的負担を軽減
- 健康的な食生活の支援として、企業の配慮が伝わる施策
- 特に都心部で外食費が高い環境では、満足度の高い制度
▶ ポイント:
・利用率が高く、コストパフォーマンスが良い福利厚生
・企業の従業員思いな姿勢が伝わりやすく、社内外の評価にもつながります。
・ 特定の飲食費用の補助
歓迎会・打ち上げ・懇親会など、社内イベントにおける飲食費用を補助する制度です。
▶ 主な効果:
- 社員同士のコミュニケーションの活性化
- 部署間連携の強化や、チームワーク醸成につながる
▶ 配慮されている点:
・「飲み会は勤務時間内のみ」などの独自ルールを設け、プライベートとのバランスにも配慮している企業が増加中。
・社員の負担を減らしつつ、風通しの良い職場文化を築く仕組みとして注目されています。
2-3. 通勤・住居関連の福利厚生
・ 特定地域への住宅手当支給
特定地域に居住する社員に対して、住宅手当を支給する制度は、都市部・交通不便地域・地方拠点などでの人材定着を目的に導入されています。
▶ メリット・効果:
- 会社近くに住んでもらうことで通勤時間を短縮
- 家賃の一部を補助し、社員の生活の安定を支援
- 通勤ストレスの軽減によって、業務効率や満足度向上に寄与
▶ 特筆ポイント:
・Uターン・Iターン人材にも魅力的な施策として、地域創生の一環としての価値も高まっています。
・ 勤続年数に応じた家賃補助
在籍年数に応じて家賃補助を行う制度は、社員の長期定着を後押しする代表的な福利厚生です。
▶ 特徴:
- 新入社員からベテラン社員まで、在籍年数に応じた支援を受けられる
- 特に家賃の高い都市部での導入に実用性大
- 結婚・子育てに伴う転居など、ライフイベントに合わせた支援策として活用
▶ 制度の意義:
・長期的なキャリア設計を支援し、「この会社で長く働きたい」と思える環境づくりに貢献します。
・福利厚生が社員の将来設計に寄り添う仕組みとなっており、企業の信頼度向上にもつながります。
2-4. 家族支援・ライフイベント関連の福利厚生
・ 給食費補助制度
従業員の子どもが通う学校の給食費を補助する制度は、近年注目されている子育て支援型福利厚生のひとつです。
▶ 対象と効果:
- 保育園・幼稚園・小学校などの給食費を一部または全額補助
- 若手社員の経済的負担を軽減し、長期的な定着促進に寄与
▶ 社内外へのアピール効果:
・「家族を大切にする会社」というブランドイメージの醸成に効果的
・育児休業制度との併用案内により、包括的な子育て支援としての評価も高いです。
・ 入学祝金制度
子どもの進学時にお祝い金を支給する制度は、家族のライフイベントを会社全体で祝う文化形成に貢献します。
▶ 対象と支援内容:
- 小学校・中学校・高校・大学進学のタイミングで数万円の祝金を支給
- 学用品・制服・入学金などにかかる出費をサポート
▶ 特徴的な制度設計:
・進学先の種別や世帯収入に応じて祝金額を調整する制度もあり、柔軟性と公平性を両立した設計が可能です。
・ 帰省費用の補助
帰省費用の補助制度は、地方出身者や単身赴任者が多い企業で特に重宝されています。
▶ 制度の目的と効果:
- 実家や家族との時間を確保し、心身のリフレッシュを促進
- 仕事へのモチベーション向上に寄与
▶ 実施上の工夫:
・年末年始やお盆など繁忙期に適用されるケースが多い
・利用頻度の制限や金額上限を設け、コストコントロールも可能
▶ 社会的評価:
・「人を大切にする企業」としての信頼性や魅力を高める施策として、採用広報にも活用されています。
2-5. 休暇・レクリエーション関連の福利厚生
・ アニバーサリー休暇
誕生日・結婚記念日などの記念日に取得できる「アニバーサリー休暇」は、ワーク・ライフ・バランスを重視する社員ニーズに応える制度です。
▶ 主な対象と背景:
- 社員本人および家族の特別な日に取得可能
- 「家族との時間を大切にしたい」「記念日をゆっくり過ごしたい」といった想いを尊重
▶ 制度の効果:
- 従業員エンゲージメントの向上に寄与
- 企業からの「あなたを大切にしています」というメッセージが伝わる
▶ 成功のカギ:
・上司の理解と、スムーズな申請プロセスの整備が取得率向上のポイントになります。
・ 勤続年数に応じた特別休暇と旅行代金の支給
勤続年数に応じた特別休暇+旅行費用補助は、節目を祝うリフレッシュ制度として導入されている福利厚生です。
▶ 代表的な内容例:
- 勤続10年で特別休暇5日+旅行費10万円支給
- 長期勤続者への感謝と労いを具体的に表現する制度
▶ 効果と意義:
- 日常から離れて心身をリセットすることで、モチベーションや生産性の向上に直結
- 制度の存在が「この会社で長く働きたい」と思わせる後押しに
▶ ブランディング面でも有効:
・「社員の人生を応援する企業」としてのイメージ向上にもつながる取り組みです。
3. まとめ
ユニークな福利厚生は、企業の「らしさ」や「想い」を体現する重要なメッセージです。
給与やポジションだけでは伝わらない、“働きやすさ”や“居心地の良さ”を支える施策として、企業と従業員の信頼関係を深める役割も担っています。
▶ 福利厚生の多様な側面:
- 健康や生活を支える制度
- 美容・趣味を尊重する制度
- 家族との時間を大切にする制度
これらはすべて、多様化する従業員の価値観に寄り添った設計であり、企業ブランディングの強力な武器となります。
近年のトレンドでは、「福利厚生の数」や「かかるコストの大きさ」よりも、従業員が本当に望む支援にフォーカスする傾向が強まっています。
▶ 代表的な実例:
- 非喫煙者への手当支給
- 給食費の補助
こうした生活密着型の支援は、企業の細やかな配慮が伝わり、エンゲージメント向上にも効果的です。
また、少子高齢化・働き方改革・ダイバーシティの推進といった社会背景を踏まえ、
「柔軟で個別最適な福利厚生」が今後の鍵となります。
▶ 今後求められる視点:
- ライフステージやキャリア志向に応じて選べる「選択型福利厚生」
- 継続的な制度の見直し・アップデート
結論として、福利厚生は“コスト”ではなく“投資”。
社員が働きがいを持ち、企業が持続的に成長していくための土台づくりなのです。
今後も、企業の独自性や文化を反映した施策がますます求められるでしょう。
「社員の声に耳を傾けた、意味のある福利厚生」が、これからの競争力に直結します。
📩 ユニークな福利厚生の導入をご検討中の人事ご担当者様へ
福利厚生の見直しや制度設計でお悩みではありませんか?
株式会社アド・イーグルホールディングスでは、採用戦略や従業員定着に繋がる福利厚生制度の導入支援を行っています。
- 他社の成功事例を元にしたご提案が可能
- 従業員満足度向上を目的とした制度設計のサポート
- 採用ブランディングを強化する福利厚生の見せ方アドバイス
御社に合った「伝わる福利厚生」を一緒に考えませんか?
お気軽にご相談ください。
求人・採用にまつわることなら何でもご相談ください
アド・イーグルってなんの会社?
株式会社アド・イーグルは、株式会社リクルートホールディングスのトップパートナーとして様々なメディアを取り扱っている総合広告代理店です。リクナビNEXT・タウンワークなどの求人メディアやAirワークなどの企業HPのサービスやindeedなどの求人情報検索サイトを活用して各企業の課題に合わせた採用活動を提案・支援しています。