Indeedへの掲載は、企業様が自らできることをご存じでしょうか。
それにも関わらず、Indeedへの掲載代理店も存在しています。
また、Indeedの代理店から掲載すると、多くの場合手数料がかかります。
例えば採用予算が50万円の場合、
自社で掲載すれば、50万円を掲載費用として利用することが出来ますが、
代理店へお願いする場合(ここでは代理店手数料15%として計算)
Indeed掲載料43万円+手数料6万4500円=合計49万4500円となってしまいます。
ここでは、そんな代理店に依頼するメリットやデメリットと、自社運用を行うメリット・デメリットを紹介していきます。
目次
Indeedとは
「仕事探しはIndeed♪」とテレビCMで流れているのを聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
今やインターネットでの採用活動を考えたときに絶対に外す事のできない求人広告の掲載サイトになりました。
またIndeedは、求人広告を掲載する事が出来るサイトですが、世の中の求人情報を一挙に検索できる検索サイトの役割を持っています。
求人情報を専門に取り扱うGoogleです。リクナビやタウンワークといった求人広告サイトとは異なります。
その為、indeedで応募効果を獲得するために考える事は、Googleやyahooで行う「リスティング広告」や「SEO対策」といった考え方が必要です。
Indeedで獲得できるターゲット層
Indeedは、Googleにおいて現在優位性を発揮しており、職種名×勤務地など、多くのキーワードで上位掲載を獲得している為、多種多様な求職者の方がindeedを利用して転職活動をしています。
例えば「考古学者」など、これまで探すこと自体が難しかったような求人情報も日本中のホームページから求人情報を集めている為、様々な方に、利用される求人検索サイトとして成長しています。
Indeedの料金体系
Indeedへの掲載方法はいくつかありますが、
世の中に求人情報を公開する事で、それが会社のホームページであっても一定の求人情報の条件がそろっている場合、indeedが見つけて、
検索結果に表示をするようになります。indeed掲載される求人広告メディアに掲載を行う事で間接的に掲載する事も可能です。
また、indeedへ直接求人広告を掲載する事も出来ます。自社ホームページがないくても求人広告の内容を直接掲載できます。
簡易的な採用専用ホームページサービスも広がっており、専門知識がなくても一定のクオリティーの求人広告が作成できるサービスとして定着しています。
無料掲載
Indeedは検索サイトですので、原則求人広告の掲載は無料です。直接掲載したものも、世の中に元々あった求人情報も同じ求人情報として、
より多くの求人情報を届けるために。掲載を行う側は、無料で掲載をおこなうことが出来ます。
ただし、世の中にある数ある求人情報を網羅的に掲載を行っている為、掲載原稿数が非常に多く、なかなか応募効果を獲得することが難しい場合があります。
有料掲載
Indeedには有料で求人広告の掲載を行う事が可能ですが、これはまさにGoogleのスポンサー枠と同じです。
任意の求人広告をGoogleのスポンサー枠のように上位枠に掲載する事が可能です。
Googleで検索をした場合、上から3~5つ目ほどは、「スポンサー」と記載されたお金を払って上位に掲載されているサイトです。
それと同様に、indeedが世の中の多数の求人情報を検索結果に示す際に、より的確に、回数多く、上位に表示させる仕組みが有料掲載です。
Indeedでは検索後の一覧ページの、どの求人が有料枠でどの求人が無料枠なのか見分けることが出来なくなっておりますが、
有料での掲載を行う事で上位に表示され、クリック課金にて求職者の方に見てもらう回数を増やす事が可能です。
Indeedの運用方法
掲載課金型の求人広告の場合、お金をかければ上位に表示されたり、原稿サイズが大きくなったり、特別な場所に掲載され、物理的、視覚的にもお金を追加した事がわかります。また、その違いによって応募効果が改善することが目に見えて期待できます。
しかしIndeedは有料課金を行っても、その効果をサイト上で見分けることはできません。また上位に表示させるといっても、様々な要因によって表示回数やクリック単価も異なる為、応募がなぜなかったのかという理由を考察し、改善することが重要です。
求人広告を「運用する」という考え方自体が初めての方もおおくいらっしゃるかと思います。
しかし、Indeedは運用してこそ「この求人検索サイトの有料掲載」を最大限活かす事が出来きる集客手法ですので、逆に言えば運用をしなければIndeedで得られる価値を享受できない集客方法という事もできます。
自社運用
Indeedは、直接、企業が登録を行い、管理画面を操作して求人広告の掲載と課金の設定を行う事が出来ます。
一般的に代理店を利用する場合、運用費がかかる為、コストがかからない事はメリットです。
また、運用を自社で行う場合、それらの運用のノウハウを蓄積していくことで、効果的な運用を行う事が出来ます。
ただし、効果的な運用ができるようになるまで時間がかかる事、またIndeedという1採用手法について担当を置き、知識を蓄積していかなければなりません。
代理店運用
Indeedの有料掲載を行う場合、代理店が多く存在しています。
代理店が行う業務は一般的に、有料掲載の運用代行、運用に伴う「求人広告の作成代行」または「原稿作成・修正のアドバイス」などがあります。
効果を改善するためには原稿の修正も大切になる為、原稿の修正にともなう業務も対応してもらう事が出来ます。
また運用についても、現状の考察と、効果を改善するための打ち手の立案も行ってもらえる為、スピード感を持って効果の改善を行う事が出来ます。
ただし、一般的に手数料を15%程度とるケースが多いため自社運用の人的コストや効果差を考慮して依頼を行う事が必要です。
Indeedを自社運用するメリット・デメリット
メリット①:運用費がかからない
まず、代理店に頼む場合には、運用費として多くの場合15%程度支払う必要がある為、その運用費用を掲載費用に充てることができます。
代理店と遜色ない運用ができるのであれば、自社で運用する事で応募数を増やす事が可能だと言えます。
メリット②:運用のノウハウを蓄積できる
Indeedへの掲載を自社で行う事で、indeedという検索サイトの使い方や運用のノウハウを蓄積することが出来ます。運用ノウハウが蓄積していくことで、応募効果も良くなっていく可能性があります。
デメリット①:手間がかかる
Indeedは有料掲載の仕組みが複雑であるため、運用の成果を出す事が難しく、運用のノウハウの蓄積には時間と人的コストがかかります。
デメリット②:効率的な運用が難しい
Indeedの効率的な運用を行うには、indeedの掲載ロジックを見極める必要がありますが、現状ではこの掲載ロジックの見極めも非常に難しい状況です。
リスティングの運用を自社で行っている企業様の場合、indeedの掲載費用の発生や運用を行う方法について考え方が近いですが、
Googleの検索画面のスポンサー枠の方が目で見ることができる点で分析しやすく、indeedは有料掲載と無料掲載の原稿の見分けがつかず、
掲載位置もランダム、アナリティクスのように詳細なレポートが出るわけではありませんので、複数の仮説を立てて運用を行う事になります。
Indeedを代理店運用するメリット・デメリット
メリット①:効果的な運用を代行してもらえる
Indeedの運用を代理店に頼むメリットとして、運用を任せることができる点は非常に大きなポイントです。
代理店では複数の会社のIndeedの掲載を行っている為、運用のノウハウを持っている場合がほとんどです。
どうすれば効果が改善するのか、そのためには何をしなければいけないのか等、多くの他社での実績から効果的な運用を行っていただけます。
メリット②:求人情報の内容を制作してくれる
またIndeedへの掲載を行う場合、求人情報の作成が必要ですが、この求人情報は、
求職者に魅力的に見える事だけでなく、Indeedというサイトにとっても良い求人情報であると評価される必要があります。
どちらも、スグに最適なものを作成することは難しく、また作成に時間もかかる為、
成果・コスト削減の両軸で代理店に掲載を依頼するメリットがあります。
メリット③:最適な採用方法を提案してもらえる
Indeed代理店は複数ございますが、代理店によっては他の採用手法も取り扱っている企業も多く採用方法から提案を頂ける事もあります。
掲載課金型の求人広告サイトや、人材紹介など、最適な採用方法についても相談をすることができます。
デメリット①:運用費を支払う必要がある
運用費用を支払う必要があるため、上記メリットが運用費用と比較してプラスだと判断できた場合に、代理店に依頼する必要があります。
運用も原稿作成もなく手数料だけ取られてしまうなら直接掲載を行っていただく方が良い事は間違いありません。
デメリット②:代理店によって実績が異なる
代理店によって、これまでの実績も違えば、お客様への対応も異なります。
Indeedは運用が難しい分、代理店による効果差が生まれやすいのではないかと考えられます。
indeedの運用は、仮説を立て、実施、確認、検証と各社それぞれでPDCAを回しながら、効果の改善を行っています。
考察と仮説が需要なポイントになっている為、代理店毎、担当者毎で効果に差がつく可能性はあります。
1社に決めず複数の代理店から話を聞いてから決めたり、新たな代理店から提案を受ける事も検討できます。
Indeedの運用を依頼できる代理店の種類
indeedの代理店は数多くありますが、大きく4つにわける事が出来ます。
求人広告系代理店
弊社もここに該当しますが、主にリクルート・マイナビ・バイトル等、求人広告の代理店をしていた会社が多数ございます。
特に、リクルートのパートナー代理店は、現在indeedの代理店にもなっている為、Indeedの掲載を依頼することが出来ます。
求人広告を掲載する事、お客様の希望や広告掲載だけでなく採用や定着まで考慮して掲載を勧められる点。
また、求人広告メディアも含めた中で最適なメディアを提案してもらえるindeed代理店です。
コンサルティング系代理店
経営コンサルティング、営業コンサルティングの企業様が採用まで踏み込みindeedの代理店になっているケース。
経営課題が採用課題になっている会社様が多くいらっしゃた中で、Indeedが代理店を募集していたタイミングで代理店になり、
採用課題にまで踏み込んで解決をしています。
採用だけでなく、経営にまで踏み込んで相談が出来るindeed代理店です。
採用集客系代理店
採用管理システム、自社HPの作成サービスを展開している会社様などがこれにあたります。
利用しているシステムから簡単にIndeedへ掲載が出来ることなどから、多くの企業が利用しています。
WEB広告系代理店
これまで集客や営業上でのWEB広告の掲載を主としていたWEB広告代理店様がIndeed代理店になられたケースもあります。
WEB上での運用広告のバックボーンを活かして運用を行っているIndeed代理店です。
代理店選びに失敗しないために
代理店選びは非常に重要ですが、運もあるのではないかと思います。
私もこの記事を書きながら、弊社が他のIndeed代理店と比べて、当たりなのかハズレなのか、比較する事は難しいと感じましたが、
もし私が採用担当になったときに、どう選ぶかという視点で、選ぶ際にポイントになりそうな部分をお伝えできればと思います。
ポイント➀:過去の実績や体制などを確認する
Indeedの運用については、Indeedの掲載ロジックが不明な為、仮説を重ねる事でした改善をすることが出来ません。
(この考え方はGoogleのSEO対策と一緒です。)
その為、運用実績が多い事は、それだけ仮説を立てるためのサンプルが多い事を示します。
業界ごとに専門性を高く運用している、または特定の業界での実績が高い等、しっかりと成果が出ている代理店を見極めてください。
※代理店の数が非常に多い為、初めて依頼したIndeed代理店がすべてではありません。
複数代理店によるコンペや、代理店の変更も可能なため、1社にこだわらず代理店を検討していただければと思います。
ポイント②:費用形態を確認する
代理店によって独自のプランを作成して運用を行っている代理店も数多くおられます。
運用費が利用金額の大小によって変わる代理店もあれば、
金額や対応内容をパッケージにしている代理店もありますので、希望に沿うプランのある代理店を選ぶことが出来ます。
ポイント③:Indeedと提携している代理店を選ぶ
Indeedは代理店の一覧を公開している為、下記のページに記載のない会社は、
公式のIndeed代理店ではない為、Indeedからの情報提供もなく、対応している企業数も少ない可能性が高い為おすすめは致しません。
また取り扱い金額によって代理店をクラス分けしています。
プラチナ→ゴールド→シルバーと、実績の大きさによってクラスが分かれておりますので、こちらも目安にお選びいただけます。
※上位企業様の場合、最低のご依頼予算が大きい会社様もございます。
まとめ
Indeedの自社運用と代理店運用、それぞれメリットはあるものの、自社でWEB運用組織を持っている会社様であればおすすめできますが、
これまで掲載課金型の求人広告メディアで求人広告を掲載をされてきた企業様の場合には、Indeed代理店の利用をお勧めいたします。
弊社でもIndeedの運用手数料を15%程度頂いておりますが、
企業様独自で掲載された時に比べて、応募効果としても15%以上改善できると自負しておりますし、原稿の作成や効果を改善するための検証や仮説について、掲載費用の15%以上の価値をご提供できていると考えております。
ここまで、Indeedを掲載する際に代理店で掲載する事について記載をしてきましたが、
弊社もIndeedの代理店の為、弊社が選ばれる代理店なのかどうか自問自答をしながら本記事を書きました。
本記事で記載した通り、Indeedが掲載ロジックを非公開にしている為、運用は難しく、様々な要因が重なり合ったレポ―トの数字を見ながら、日々仮説を立て、改善案をお客様へ提案しています。
現在の弊社の所有する情報の中で最適な方法をご提案しておりますが、代理店が異なった場合に、効果差が生まれる可能性はあると考えています。
ただし、これは弊社が最も効果を提供できる代理店となれる可能性があるという事だと考え、日々、indeedの運用を行っています。
もし、Indeed代理店をご検討されていらっしゃいましたら、お気軽にお問合せ下さい。
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アド・イーグルってなんの会社?
株式会社アド・イーグルは、株式会社リクルートホールディングスのトップパートナーとして様々なメディアを取り扱っている総合広告代理店です。リクナビNEXT・タウンワークなどの求人メディアやAirワークなどの企業HPのサービスやindeedなどの求人情報検索サイトを活用して各企業の課題に合わせた採用活動を提案・支援しています。