”採用力” この言葉をご存じでしょうか?年々有効求人倍率が高騰している昨今、採用力が非常に大事になっています。今回はどうしたら採用力を高めることができるのかを、具体的に紹介していきます。
目次
採用力を向上させるために
そもそも”採用力” とは?
一般社団法人「日本採用力検定協会」では、採用力のことを「組織および社会に有益な採用活動を設計・実行する力」と定義しています。
わかりやすく言い替えると
企業や店舗がよりよい人材を採用するための力
といったところでしょうか。
参考:日本採用力検定協会 https://saiyouryoku.jp/about/index.html
何を変えたらいいのか
採用力をより具体化するために式で表すと、このようになります。
採用力=企業力×労働条件×採用活動力
さらに上記の式を因数分解すると「不可変因子」と「可変因子」の二つに分けることができます。
不可変因子 … 企業力
すぐに変化させることが難しい「売り上げ」や「資本金」などが挙げられます。
可変因子 … 労働条件、採用活動力
労働条件は「勤務時間」や「勤務日数」など、採用活動力は「応募者への対応スピード」や「面接の設定方法」などが挙げられます。
採用力を上げるためには、可変因子から変えていく必要があるということです。
労働条件を見直そう
上記の可変因子の中で、今回は「労働条件」にフォーカスを当ててみましょう。
労働条件を分解しよう
労働条件は、以下の3つに分解することができます。
- 変更できる可能性のある労働条件
⇒ 勤務時間、勤務日数、給与以外の待遇や制度 - 変更しづらい労働条件
⇒ 仕事内容、給与、応募資格 - 変更できない労働条件
⇒ 勤務地、業種
企業、店舗によって柔軟に変更ができる労働条件もあるとは思いますが、それが難しい企業や店舗もたくさんあるのが現実です。
魅力的な労働条件とは?
魅力的な労働条件は、求職者・労働者の属性や志向によって変わるものですが、誰が見ても応募したくないと思う求人には、やはり応募が集まりません。
あまり魅力的ではない労働条件のまま採用活動をするのではなく、少しでも応募が来るように労働条件を改善していくことがとても大切なのです。
採用力を上げる労働条件
募集を検討した際に、各属性の希望と照らし合わせて、労働条件を変更できるところは、ぜひ変更をご検討ください。
(例)勤務日数と勤務時間数
上記のように採用する属性の志向を想像し、働きやすい環境を提供することで採用力がアップします。色々な志向の方がいるので、どんな人が働きに来るかを想像することがとても大切です。
(例)待遇・制度
属性に関わらず共通して気にする待遇もありますが、学生なら「テスト期間」、主婦なら「家族旅行」といったそれぞれの行事への理解など、細かな制度や対応が採用力のアップにつながります。
まとめ
現在、有効求人倍率が毎年上昇している中で、採用が成功している企業・店舗と、なかなか採用の成功していない企業・店舗の差が出ているのが現状です。
少しでも採用のコスト削減、採用のスピードアップを図るためには、求職者に対する細かな気遣いがとても重要になっています。
採用力を上げることによって、希望通りの人材の採用もしやすくなるため、採用力が非常に大事な時代です。
この記事を読んでいただいた企業様や店舗の人事担当様、少しでも意識して取り組んでみていただけたら幸いです。
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